ゲーミングPCを自作するか買うか迷ってるんだけど...。注意点や周辺知識についても詳しくなりたい!
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- BTOパソコン・自作パソコンとは?概要解説
- BTOパソコンと自作パソコンのメリット・デメリット
- BTOパソコンと自作パソコンを徹底比較
- おすすめBTOメーカー
この記事の監修者
ゲーミングPCブロガー
YUH/ユー
・ゲーミングPC歴10年以上
・過去購入数6台
・自作歴もあり
様々なBTOメーカーでゲーミングPCを購入してきて、実際に感じたこと・体験を元に執筆しています。
最近はゲーミングPCを自作する人も増えてきました。
自分オリジナルのゲーミングPCでプレイすれば、モチベーションも爆上がりです。
しかしBTOという選択肢もあり、自作はハードルが高いとも言われます。
ゲーミングPC選びに失敗して、後悔する人も多くいらっしゃいます。
ただ、今回紹介する内容を参考にすればどれだけゲーミングPCに詳しくなくても、自分が自作にすべきかBTOで買うべきかすぐにわかります。
ぜひこの記事を参考に最高のゲーミングPCライフを手に入れてください。
BTOパソコン・自作パソコンとは?概要解説
まずはBTOパソコン・自作パソコンの概要を解説します。
BTOパソコンとは?
まずBTOとは「Build To Order」の略で受注生産という意味があります。
メーカーで選べる範囲で購入者の希望通りのゲーミングPCを組み立てて、送ってくれます。
基本的には自分がやりたいことに必要なスペックさえ決まれば、購入ページに行ってボタンぽちぽちするだけ。
とにかく手間を省いて購入できる点がBTOの大きな特徴です。
自作パソコンとは?
自作パソコンとはその名の通り、自分で組み立てて作るゲーミングPCのことを言います。
構成するパーツも全て自分で選べるので、完全オリジナルPCが作れます。
ただその分大きな労力と知識が必要なので注意が必要です。
BTOパソコンと自作パソコンのメリット・デメリット
次にBTOパソコンと自作パソコンのメリット・デメリットを解説します。
BTOパソコンのメリット・デメリット
メリット
- コスパのいいモデルが多い
- 初心者でも安心して購入できる
- 届いてすぐに使える
デメリット
- 完全オリジナルにはできない
- 自作パーツより届くのに時間がかかる
BTOは初心者から玄人まで様々な人に合ったゲーミングPCを選べます。
セールやサポートなども充実しています。
ゲーミングPC初心者の方はとりあえず最初はBTOで購入しましょう。
自作パソコンのメリット・デメリット
メリット
- パーツ次第ではBTOより安く買える
- 自分好みのゲーミングPCにできる
- パーツは全て使いまわせる
デメリット
- ゲーミングPC初心者にはハードルが高い
- 初期不良は大体起きる(特に初心者)
自作ゲーミングPCの良さはやっぱり自分のこだわりを詰め込めるところです。
ゲーミングPCを使っていると「これをこうしたいなぁ」などのこだわりが出てきます(見た目もスペックも)。
そういったこだわりを叶えたい方は積極的に自作してみましょう。
BTOパソコンと自作パソコンを徹底比較
次にBTOパソコンと自作パソコンを徹底比較していきます。
それぞれの主な違いを軸に解説するのでぜひ参考にしてみてください。
比較内容:購入ハードル
BTOの購入ハードルは低く、スペックさえ決まればあとはサイトのボタンをぽちぽちするだけ。
最近のBTOメーカーの購入画面は初心者にも優しく、わかりやすい表記で安心です。
購入後、数日〜数週間待てば完成した状態でゲーミングPCが届きます。
また、自作PCに関してはスペックが決まってからが大変です。
自作:スペック決定後の流れ
- 必要なパーツ(8種類以上)を選定・購入
- 届き次第自分で一から組み立て
- 初期設定(初期不良があれば組み立て直し)
購入するパーツに関してもどれでもいいわけではなく、規格に合ったものや相性の合うものを選ばなければいけないので事前知識が必要です。
ゲーミングPCは精密機器なので1つでも規格に合わないものなどを購入してしまうと、正常な稼働をしてくれません。
購入のハードルは圧倒的にBTOの方が低いです。
比較内容:価格
規格・製品名・スペック等 | BTO | 自作 | |
---|---|---|---|
OS | Windows 11 Home | ー | 15,980 |
CPU | Core i7-14700F | ー | 59,280 |
CPUファン | 空冷式 | ー | 5,200 |
CPUグリス | ノーマルグリス | ー | 1,580 |
GPU | RTX4070 SUPER | ー | 125,800 |
電源 | CWT製 定格850W 12VHPWR対応 80PLUS GOLD対応 | ー | 17,800 |
メモリ | 32GB (16GBx2枚) DDR5-4800 | ー | 13,800 |
SSD | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe Gen4接続) | ー | 10,980 |
マザーボード | ASUS PRIME Z790-A WIFI (ATX) | ー | 39,750 |
ケース | G-GEAR プレミアムミドルタワーケース (66JD) | ー | 20,000 |
フロントケースファン | フロントx1、リアx 1(120mm) | ー | ー |
合計額 | 324,800 | 310,170 |
比較条件・概要
- 基本的にコスパ重視で製品を選定(デザイン性などは度外視)
- もちろん性能は全て同じ
- BTOで採用されてる製品が特定できれば同じものを選定
- 見た目はできるだけ同じものを選定
BTOメーカーの中でトップクラスにコスパがいいと言われている「TSUKUMO」のモデルと比較しました。
結論としては自作の方がBTOより「14,630円」安いという結果になりました。
価格だけを見れば自作の方がいいですが、先述した通り自作は圧倒的に手間がかかります。
その手間賃が「14,630円」と考えるとBTOの方がお得です。
比較内容:サポート
サポートに関してはBTOにも自作にも基本的にあります。
ただ自作の場合はパーツを別々のメーカーで購入することがほとんどなので、故障したパーツごとに修理に出さなければいけません。
しかしBTOだとどこが故障したか分からなくても、とりあえず「壊れました」とメーカーに問い合わせれば対応してくれます。
サポート充実度に関してはほぼ互角ですが、修理依頼などを出す際の手間などを考えるとBTOの方が楽です。
結論:総合的にBTOの方がおすすめ
本サイトでの自作に対する考えとしては『「自作したい!」と思った時にやってください』です。
初心者で自作を選ぶ方の主な理由として、「安いから」というのが挙げられます。
確かに安く購入することは可能ですが、総合的に手間などを考えるとそこまで大きな価格差ではないです。
自作をおすすめする人
- オリジナルの見た目にしたい!
- こだわりスペックにしたい!
- あの有名人と同じ自作PCを作りたい!
自作でしか叶えられない欲求を満たすために自作をしましょう。
「安いから」という理由で自作するメリットは一つもありません。
ゲーミングPCおすすめのBTOメーカー
BTOメーカーにも様々な色があるので、個人的な選定基準をもとにおすすめのBTOメーカーを紹介します。
上記5つのメーカーが本サイトでよくおすすめするメーカーです。
どのメーカーも展開スペックはピンキリで、様々な人の需要をカバーしています。
特に「NEXTGEAR」はコスパも良く、デザインも人気で万能メーカーです。
まずはNEXTGEARを見て、その後に他4つのメーカーを見て吟味するという順番が最もおすすめ。
BTOパソコンと自作パソコンに関するよくある質問
最後にBTOパソコンと自作パソコンに関するよくある質問に回答していきます。
初心者はやっぱりBTOがいい?
圧倒的にBTOをおすすめします。
自分がやりたいことに必要なスペックさえわかれば、あとは購入して届くのを待つだけ。
とりあえず1台目はBTOで買って、ゲーミングPCの使用感に慣れましょう。
自作してもいいタイミングってある?
特にないですが、強いていうならやっぱり「自作したい!」と思った時です。
もちろんそのためにゲーミングPCに関する勉強が必要ですが、その勉強の過程さえ楽しめる人が自作に向いてます。
そしてパーツを決める際はコスパは度外視してください。
自分のこだわりパーツやこだわりデザインの自作PCにした方が、より良いゲーミングPCライフが手に入ります。
コスパを重視するくらいならBTOで買った方が無難です。
BTOで買ったゲーミングPCのパーツを使って自作ってできる?
可能なメーカーもあります。
BTOで使われてるパーツも基本的には市販されているものがほとんどなので、しっかり取り外せば再利用可能。
そういう意味でもやはり1台目はBTOで買って、それを再利用した方が自作も始めやすいです。
BTOパソコンと自作パソコンまとめ
今回はBTOパソコンと自作パソコンについて解説しました。
この内容をもとにBTOか自作か決めれば、絶対に間違うことはありません。
ぜひあなたに合ったゲーミングPCを見つけて手に入れてください。