ゲーミングPCの寿命について知りたい。買い替えのタイミングや寿命を伸ばすためのコツなども教えて!
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- ゲーミングPCの寿命
- ゲーミングPCの故障の原因
- ゲーミングPCの寿命を伸ばすには?
- ゲーミングPCのおすすめの買い替えタイミング
この記事の監修者
ゲーミングPCブロガー
YUH/ユー
・ゲーミングPC歴10年以上
・過去購入数6台
・自作歴もあり
様々なBTOメーカーでゲーミングPCを購入してきて、実際に感じたこと・体験を元に執筆しています。
ゲーミングPCはれっきとした電子機器なので、当然寿命があります。
しっかり正しい知識をつけておけば、急な故障などにも対応できます。
しかし故障の原因やそもそもの寿命を知らないと不安が大きいですよね。
寿命や故障について詳しくなく、公開される方も多くいらっしゃいます。
ただ、今回紹介する内容を参考にすればどれだけゲーミングPCに詳しくなくても大丈夫です。
ぜひこの記事を参考に最高のゲーミングPCライフを手に入れてください。
【結論】ゲーミングPCの寿命は3~5年が目安
本記事の結論としては、「ゲーミングPCの寿命は3~5年が目安」です。
その根拠を2つの理由から解説します。
理由1:物理的な故障
ゲーミングPCは電子機器の集合体なので、経年劣化の影響は無視できません。
僕自身の経験や周りの評価を聞く限り、早ければ3年遅くても5年以内にその影響を感じます。
これは使い方が悪いとかメーカー側に問題があるとかではなく、当たり前のことなので仕方ないです。
もちろん雑な使い方をすることで故障することもあるので、 使い方には十分注意しましょう。
理由2:スペック不足
ゲーミングPCに搭載されてる各パーツ(CPU・グラボなど)は5年も経てば、多くの最新モデルが発売されます。
そして要求されるPCスペックも年々高くなるので、それに追いつくには5年周期くらいで買い替えるのがおすすめ。
また、次々出てくる最新ゲームを4Kや高画質でプレイしたい方は3年周期くらいがちょうど良いです。
ゲーミングPCの故障の原因
次にゲーミングPCの故障の原因について解説します。
過熱による故障
ゲーミングPCは熱への対処が寿命に直結します。
CPUやグラボの熱が高くなりすぎると、正規のパフォーマンスを発揮できなくなり最終的に故障の原因になります。
定期的な電源OFFやある程度空間のある場所に置くなどで回避できます。
部品の経年劣化
先述した通り、経年劣化は避けることができない故障の原因です。
掃除などのメンテナンスも大事ですが、正直経年劣化の故障は仕方ないので素直に買い替えるのが無難。
また、少しハードルは高いですがパーツごとの交換をすれば予算を抑えることができます。
水没や物理的な破損
破損に関しては使ってる自分次第なので、しっかり注意してれば大丈夫です。
ゲーム中につい熱くなって飲み物をこぼすようなことはよくあるので、そもそものPCの配置を変えるなどがおすすめ。
また、電子機器は振動やちょっとした衝撃に弱いので動かす際は慎重に動かしましょう。
ゲーミングPCのパーツごとの寿命
次にゲーミングPCのパーツごとの寿命について解説します。
グラボの寿命の目安
グラボはゲーム性能に大きく関わるので、性能的な寿命と物理的な寿命を分けて考える必要があります。
ここ最近のゲームの進化を考えると性能的には2年、物理的な寿命は5年くらいが目安です。
ただ、最新ゲームをより良い環境でプレイしたい人向けの話なので、最低限プレイできればいいという人は5年を目安に買い替えるのがベスト。
CPUの寿命の目安
CPUの寿命の目安は5年以上です。
CPUは他のパーツと比べて寿命が長いので、CPUの寿命が来る前に他のパーツの寿命が必ずきます。
なのでCPU単体の寿命は気にする必要はなく、他のパーツ次第で買い替えを検討しましょう。
メモリの寿命の目安
メモリの寿命は10年以上です。
メモリもCPU同様なかなか壊れることはありません。
特に寿命は気にせず使いましょう。
ストレージ(SSD・HDD)の寿命の目安
ストレージの寿命はSSD・HDD共に3~5年と言われています。
ストレージはデータを残す役割があるので、大事なデータが消えないようにしたい方は比較的早めのスパンで買い換えるのがおすすめ。
また、容量が少なくなったら外付け対応のものを購入すれば、さらに安全にデータを守ることができます。
電源ユニットの寿命の目安
電源ユニットの寿命は5~10年です。
電源ユニットも比較的寿命が長く持つように設計されているので、そこまで気にして使う必要はありません。
ただ、ゲーミングPCの心臓を担うパーツなので故障したら影響がでかいです。
最初の購入時点である程度余裕を持った容量の電源を選びましょう。
マザーボードの寿命の目安
マザーボードの寿命の目安は3~5年です。
マザーボードも電源同様、ゲーミングPCパーツの中でも重要な役割を担っています。
ただ、マザーボードが壊れるというより他のパーツの影響で壊れることが多いので、これ自体の故障を疑うことはそこまで多くないです。
冷却装置の寿命の目安
ゲーミングPCの冷却装置には主に「CPUクーラー」と「冷却ケースファン」の2種類があります。
冷却装置の寿命は5年以上が目安です。
また、冷却ファンには埃がつきやすいので、掃除をこまめにすることで寿命を伸ばすことができます。
ゲーミングPCの寿命を長持ちさせる方法
次にゲーミングPCの寿命を長持ちさせる方法を紹介します。
こまめに掃除する
埃が溜まりやすいところは特に掃除が必要です。
埃が溜まると熱をうまく逃すことができなくなったり、パーツが正常に動作しなくなったりします。
3ヶ月に一回程度の掃除がおすすめです。
定期的に電源を切る
電源のつけっぱなしも故障の原因になります。
電源を長期間つけていると、電源ユニットだけでなく他のパーツの劣化も進みます。
普段はスリープモードで良いですが、最低でも2週間に1回は電源を落とすようにしましょう。
また、電源を頻繁につけたり消したりするのも危険です。
ゲーミングPC自体に大きな負荷が頻繁にかかることになるので、定期的なオンオフを意識しましょう。
熱対策をする
ゲーミングPCは熱に弱く、熱暴走を起こす可能性は十分にあります。
なのである程度スペースに余裕を持って設置をしたり、部屋の温度を下げることによって熱対策しましょう。
狭い部屋だと1年中クーラーをつけるのも当たり前です!
ゲーミングPCの寿命がきたらどうする?
次にゲーミングPCの寿命がきたらどうしたらいいか解説します。
ゲーミングPC本体を買い替える
これが最もおすすめな方法です。
BTOメーカーは常にコスパが良くかつ人気なパーツで構成されたモデルを販売しているので、誰でも簡単に買い替えることができます。
特にこだわりがない限りこの方法で問題ありません。
故障したパーツのみ交換する
次に一般的な方法としてパーツのみの交換があります。
使ってるケースが好きで使い続けたい方など、こだわりがある方はこちらを選びましょう。
ただ、パーツの交換にはさらに深い知識が必要なので、知識に自信がついたタイミングで挑戦してみましょう。
ゲーミングPCのおすすめの買い替え時
次にゲーミングPCのおすすめの買い替え時について解説します。
昔より挙動がおかしいと思った時
ゲーミングPCを5年ほど使っていると大体の方が感じるようになります。
Webサイトやゲームを立ち上げるのが遅いなと感じたら、潔く買い替えたほうがストレスも無くなります。
また、保証期間であれば修理してくれることもあるので、購入したメーカーに問い合わせてみましょう。
自分のやりたいことに対応してない
こちらは性能的な寿命が来たときに買い替えるパターンです。
3~5年も経つと使ってるパーツが古くなるので、最新ゲームや重いソフトを快適に使えなくなったりします。
やりたいゲームや使いたいソフトの推奨スペックに満たなくなったタイミングもおすすめの買い替え時です。
ゲーミングPCの寿命に関するよくある質問
最後にゲーミングPCの寿命に関するよくある質問に回答します。
ゲーミングPCの保証は何年?
標準保証期間は大体1年で、追加料金で3~5年まで伸ばせるメーカーがほとんどです。
寿命がきたら買い替えることを前提に購入する場合は、3~5年まで伸ばしてそのタイミングで買い換えるというのがおすすめ。
もし標準保証期間が長いメーカーがいいのであればマウスコンピューターがおすすめです。
ゲーミングノートPCの方が壊れやすいのは本当?
本当です。
デスクトップと同じ性能をあの小さな筐体で発揮するので、どうしても寿命は短くなります。
できるだけ長く使いたい方はデスクトップのゲーミングPCを選びましょう。
ゲーミングPCは下取りに出せる?
出せます。
下取りに出せば新しく購入するPCを安くできたりするので、必要ないのであれば積極的に下取りに出しましょう。
ゲーミングPCの寿命まとめ
今回はゲーミングPCの寿命について解説しました。
個人的には寿命は気にせずに、3~5年で買い替えるというのを前提に購入するのがおすすめです。
それを目処に資金繰りをして、ゲーミングPCライフを楽しんでください。