ゲーミングPC買いたいけどグラボの選び方知りたい!グラボについての基礎知識も知りたい方それも教えて!
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 初心者でもわかるグラボの選び方
- グラボについての周辺知識まとめ
- おすすめのグラボとそれを搭載したおすすめのゲーミングPC
この記事の監修者
ゲーミングPCブロガー
YUH/ユー
・ゲーミングPC歴10年以上
・過去購入数6台
・自作歴もあり
様々なBTOメーカーでゲーミングPCを購入してきて、実際に感じたこと・体験を元に執筆しています。
今回はゲーミングPCのグラボの選び方と周辺知識について解説します。
グラボ選びに失敗するとゲームライフは完全崩壊です。
難しい言葉は抜きで初心者の方にもわかりやすく解説してます。
自分に合ったモデルを見つけて、最高のゲーム環境を手に入れよう!
グラフィックボードの呼び方
- グラフィックボード
- グラボ
- GPU
いろんな呼ばれ方がありますが、どれも同じ意味です。本サイトでは基本的に「グラボ」or「GPU」で記載してます。
ゲーミングPCのグラボの選び方
まずは本題のグラボの選び方について解説します。
結論、2つの方法もしくは両方を吟味して選べば間違いなしです。
難しい言葉はなしで解説するのでぜひ参考にしてみてください。
やりたいゲームで選ぶ
ゲーミングPCは主にゲームプレイが目的で購入する方がほとんどだと思うので、基本的にまずはやりたいゲームを軸に選びましょう。
ゲームごとに快適に遊べる環境に必要なスペックが違うので、それを確認するのがおすすめ。
簡単に確認できる表を作成してるので、ぜひ確認してみてください。
表の解説
- X・・・フレームレート(fps値)重視のゲーム。 例:Apex、VALORANT、フォートナイトなど
- Y・・・グラフィックの綺麗さ(画質や解像度)重視のゲーム。 例:原神、エルデンリング、モンハンなど
※ゲームタイトルごとに性能の目安を知りたい方は「ゲームタイトル別の記事」を参考にしてみてください。
グラボ | 性能の目安 | その他の利用用途 |
---|---|---|
4090 | X:フルHD300fps以上 Y:4K120fps以上・グラフィック設定【高】 | ・高度な制作活動 ・大手配信者、VTuberと同じ配信環境 |
4080 SUPER | X:フルHD280fps以上 Y:4K120fps以上・グラフィック設定【高】 | ・高度な制作活動 ・大手配信者、VTuberと同じ配信環境 |
4070Ti SUPER | X:フルHD250fps以上 Y:4K60fps以上・グラフィック設定【高】 | ・高度な制作活動 ・中堅配信者、VTuberと同じ配信環境 |
4070 SUPER | X:フルHD240fps以上 Y:WQHD60fps以上・グラフィック設定【高】 | ・趣味~副業レベルの制作活動 ・配信入門クラス |
4060Ti | X:フルHD200fps以上 Y:WQHD60fps以上・グラフィック設定【低】 | ・趣味レベルの制作活動 |
4060 | X:フルHD144fps以上 Y:フルHD60fps以上・グラフィック設定【低】 | ・趣味レベルの制作活動 |
ゲーム以外の利用用途も考えて選ぶ
次に利用用途で選ぶというやり方もあります。
ゲーミングPCはスペックによりますが、ゲーム以外にもたくさんの利用用途で購入されます。
主に以下の5つ。
- 動画編集・作成(YouTube、3DCGなど含む)
- ゲーム配信
- VTuber活動
- ゲーム制作
- 生成AI
最近の主流はこれらとゲームプレイの利用用途です。
細かく言うと様々ありますが、ざっくりこれらを快適に利用したいなら「RTX4070Ti SUPER」以上のGPUがおすすめ。
あとはCPUやメモリのスペック次第なとこもあるので、最低限このGPUを積むのが無難です。
価格帯でいうと30万円以上なので高額ですが、あなたのやりたいことは必ず叶えられます。
【基礎知識】グラフィックボードって何?
次にグラボの基礎知識についてまとめます。
実際に購入する際にある程度知識があればミスることもなくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
グラボの役割
グラボは「画像(映像)描画」が仕事です。
ゲームプレイにおいて最も重要な役割を担ってるので、ゲーミングPCを選ぶ際はよく話題に出ます。
グラボの性能が低いと映像がガビガビになったりカクカクしたりするので、絶対に妥協できません。
予算をかけるならまずはグラボ重視で選びましょう。
グラボの二大メーカー
グラボは主に2つのメーカーが顧客に選ばれています。
ポイント
- NVIDIA・・・「Geforce」というブランドでグラボを展開。ゲーム性能向き。
- AMD・・・「Radeon」というブランドでグラボを展開。クリエイティブ性能向き。
基本的にはNVIDIAのGeforce一択で、特にRadeonを選ぶ理由はありません。
BTOメーカーが販売してるゲーミングPCも9割がGeforceで構成されてます。
僕もこれまでNVIDIAを使ってきました!
ゲームにおけるグラボの重要性
グラフィックボードはゲーミングPCを構成しているパーツの中で、最もゲーム性能を左右するパーツです。
もちろんCPUやメモリのスペックは低スペックでいいというわけではないですが、グラボだけは妥協してはいけない唯一のパーツ。
妥協するくらいならそもそもゲーミングPCを買わない方がいいレベルの話です。
それだけグラボはゲームする上で重要なパーツになってます。
グラボの型番の見方
グラボの型番はぱっと見謎の英数字が並んでるだけに見えますよね。
初心者の方にもわかりやすいように、例を交えて解説します。今回の例は「RTX4070 SUPER」です。
ポイント
- RTX・・・ブランド。
- 40・・・世代。数字が大きいほど最新世代です。
- 70・・・グレード。数字が大きいほど高性能。
- SUPER・・・接尾辞。TiとSUPERがあり、両方つくこともある。
BTOメーカーで販売されてるものを比較するときは「数字大きい方が高性能」「接尾辞がついてるとさらに高性能」という解釈でOK。
ゲーミングPCにおすすめのグラボ7選
グラフィックボードのおすすめは「Geforce RTX40シリーズ」です。
先述した通りBTOゲーミングPCならGeforce一択なので、その中でも現行で人気のシリーズ。
そのシリーズの中でもさらにおすすめのグラボを、コスパ重視で厳選したのでぜひ参考にしてみてください。
【現行最強グラボ】Geforce RTX4090
ポイント・特徴
- スペック最強
- 50万円以上のPCに搭載
- 利用用途は無限大
現状発売されてるグラボの中で最高峰のモデル。
4K高画質でRPGも楽しめますし、240fps高画質でシューティングゲームなども快適にプレイできます。
このようにゲームはもちろんですが、ハイクオリティな動画制作などにも利用できるのでクリエイターを目指す方にもおすすめのグラボです。
RTX4090搭載のおすすめゲーミングPC
STORMの最強モデル。デザインも性能も最高峰
価格:579,800円(税込)
どんなゲームも超快適に遊びたいWQHD4K240fps光るゲーム本業レベルで配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)VRゲーム
CPU | Ryzen 9 7900X3D |
グラボ | RTX4090 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
電源 | 1200W ゴールド |
【ハイスペックコスパグラボ】Geforce RTX4080 SUPER
ポイント・特徴
- コスパ良しでハイスペック
- 38〜45万円台のPCに搭載
- RTX4090の妥協モデル
RTX4090と価格差が約10万円あるので、そこまで予算はないがハイスペックなグラボが欲しい人におすすめ。
スペック差は30%ほどあり、4K環境などでは差を感じるかもしれませんが設定を落とせば問題ありません。
現状ガチゲーマーが選ぶハイスペックグラボとしては最適です。
RTX4080 SUPER搭載のおすすめゲーミングPC
STORMのハイエンドモデル。どんなことも叶えられる最強クラスのマシン
価格:425,000円(税込)
どんなゲームも超快適に遊びたいWQHD4K240fps光るゲーム本業レベルで配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)VRゲーム
CPU | Ryzen 9 7900X3D |
グラボ | RTX4080 SUPER |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
電源 | 1200W ゴールド |
【ステップアップグラボ】Geforce RTX4070 Ti SUPER
ポイント・特徴
- ゲーム性能を1段階ステップアップ
- 28~34万円台のPCに搭載
- ガチゲーマーは最低コレ
性能が似てるRTX4070 SUPERと比較すると、ゲーム性能が1段階ステップアップしてます。
フルHD環境なら平均で200fpsでますし、4Kでも100fps近くは出せます。
一般の人よりゲームする人はこれくらいスペックがあると安心です。
RTX4070 Ti SUPER搭載のおすすめゲーミングPC
ツクモのハイスペックモデル。なんでも叶えてくれる人気モデル
価格:329,800円(税込)
どんなゲームも超快適に遊びたいWQHD4K240fps光らないゲーム本業レベルで配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)VRゲーム
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラボ | RTX4070Ti SUPER |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
電源 | 850W ゴールド |
【コスパ重視ゲーマー最推しグラボ】Geforce RTX4070 SUPER
ポイント・特徴
- コスパもスペックも両立
- 22~30万円台のPCに搭載
- 240fps出すなら最低コレ
このグラボと似たスペックのモデルと比較するとスペックに対してコスパが良く、誰にでもおすすめできる万能型グラボ。
価格帯も最も人気の価格帯で、手を出しやすいお値段。
特にこだわりないけど、ある程度いい環境でゲームがしたい方はとりあえずこれ。
RTX4070 SUPER搭載のおすすめゲーミングPC
NEXTGEARのミドルエンドモデル。最推しの7800X3D搭載でCPU性能も高い
価格:279,800円(税込)
快適にゲームと軽く配信・制作活動もやりたいフルHDWQHD240fps控えめに光るゲーム趣味程度に配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラボ | RTX4070 SUPER |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB |
電源 | 750W ブロンズ |
【ミドルスペック入門グラボ】Geforce RTX4070
ポイント・特徴
- 一般ゲーマーからガチゲーマーに挑戦したい方向け
- 22~25万円台のPCに搭載
- 搭載PCも多い人気グラボ
SUPER版が発売されたので徐々に置き換えられていくと思いますが、まだまだ現役でいけるグラボ。
基本的にはSUPER版をおすすめしますが、「好みのデザインに搭載されてない」や「ギリギリ予算が…」などの理由があれば全然選択肢としてありです。
RTX4070搭載のおすすめゲーミングPC
DDR5の32GBメモリ搭載。全体的な処理性能を上げてゲーム以外の利用用途もカバー
価格:269,800円(税込)
快適にゲームと軽く配信・制作活動もやりたいフルHDWQHD144fps光らないゲーム趣味程度に配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)
CPU | Core i7-14700F |
グラボ | RTX4070 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
電源 | 750W ゴールド |
【コスパグラボ】Geforce RTX4060 Ti
ポイント・特徴
- コスパ重視
- 18~23万円台のPCに搭載
- 軽めのゲームをコスパよく楽しみたい方
RTX40シリーズの中でもコスパ枠だが、最近の人気ゲームタイトルは普通にプレイ可能。
ギリギリ10万円台で買えるので、最初に手に取るモデルとしてもありです。
RTX4060 Ti搭載のおすすめゲーミングPC
STORMのコスパモデル。デザインもコスパもいいという珍しいマシン
価格:195,000円(税込)
コストを抑えたい。そこそこ遊べればいいフルHDWQHD144fps光るゲーム
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラボ | RTX4060Ti |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
電源 | 850W ゴールド |
【現行最安おすすめグラボ】Geforce RTX4060
ポイント・特徴
- RTX40の最安グラボ
- 12~20万円台のPCに搭載
- とにかく安くゲーミングPCを手に入れたい方向け
BTOメーカーの販売モデルを見ても、現状のラインナップの中で最安クラス。
とは言っても性能が低いわけではないので、ちょっと休日にゲームを楽しみたいくらいの人には最適です。
RTX4060搭載のおすすめゲーミングPC
NEXTGEARのコスパ重視モデル。できるだけ安くPCを買うならこれ一択
価格:164,800円(税込)
コストを抑えたい。そこそこ遊べればいいフルHD144fps控えめに光るゲーム
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラボ | RTX4060 |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB |
電源 | 750W ブロンズ |
グラボに関するよくある質問
最後にグラボに関するよくある質問を紹介します。
初心者の方は特に目を通しておくと、よりグラボに関する知識が深められます。
お金をかけるならグラボ?CPU?
結論、グラボです。
ゲーム目的にゲーミングPCを買う人は特にです。
ゲーム性能を担当してるのはグラボなので、ゲーム体験の満足度を上げたいならグラボにお金をかけよう。
ただ、CPUやメモリのスペックも最低限は必要なので、そこを削ってまでグラボにお金をかける必要はありません。
予算が余ったらくらいのイメージでOK。
グラボなしでもゲームできる?
できるゲームもありますが9割のPCゲームはないと快適にプレイできません。
ゲーミングPCはグラボがあるからゲーミングPCと呼ばれます。
そこを妥協してしまうと元も子もありません。
グラボメモリ(VRAM)ってなに?
BTOメーカーでグラボを選ぶ際によく話題に出るのはベンチマークとグラボメモリ(VRAM)の2つ。
基本的にベンチマークを参考にすればOKですが、ゲーム以外の利用用途がある方はグラボメモリも気にした方がいいです。
特に、「動画編集」や「生成AI関係」での利用用途がある人は最低12GB、おすすめは16GBあったら安心という感じ。
RTX40シリーズだとRTX4070以上のモデルに搭載。
ゲームだけの場合は気にせずOKです。
【ゲーミングPC】グラボの選び方まとめ
今回はゲーミングPCのグラボの選び方とそれらの基礎知識について解説しました。
ゲーミングPCにはグラボが必須なので、選び方は知っておいた方がお得です。
「意外と安く済むじゃん!」みたいなこともあり得るので、ぜひ参考にしてみてください。