ゲーミングPC買いたいんだけど、そもそもゲーミングPCって何?相場とかパーツについても教えて!
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- ゲーミングPCとは?
- ゲーミングPCのパーツ(スペック)について知りたい!
- 普通のPCとの違いを知りたい!
- ゲーミングPCの基礎知識を知りたい!
- ゲーミングPC購入のポイントを教えて!
- おすすめのゲーミングPCを知りたい!
この記事の監修者
ゲーミングPCブロガー
YUH/ユー
・ゲーミングPC歴10年以上
・過去購入数6台
・自作歴もあり
様々なBTOメーカーでゲーミングPCを購入してきて、実際に感じたこと・体験を元に執筆しています。
今回はゲーミングPCについて解説します。
ゲーミングPCを買う時に知識がないと購入ミスが起こりそうで怖いですよね。
しかし本記事を読めば初心者の人でも失敗しないように知識をつけることができます。
これから楽しいゲームライフを送りたい方は必見です。
ゲーミングPCとは?【ざっくり概要解説】
ゲーミングPCとは、ゲームを快適にプレイするために特別に構成されたPCのことです。
ゲームに必要なグラフィックス処理能力や高いパフォーマンスが求められるので、ゲーム専用のグラフィックボード(GPU)や高性能のCPUなどが搭載されていることが一般的です。
もしゲーミングPCを購入する予定であれば、プレイしたいゲームの要求スペックを確認して、必要なスペックを確認しましょう。
ゲームの要求スペックはゲームの公式サイトで確認できるよ!
もちろん、ストレージやメモリなども適切なものを選択する必要があります。
また、ゲーミングPCは一般的に普通のPCよりも高価ですが、ゲームを快適にプレイすることができますし、今後のアップグレードも簡単です。
高性能なグラフィックボードを搭載しているため、動画編集やグラフィックデザインなどの作業にも対応できます。
ゲーミングPCと普通のPCの違いは?
次にゲーミングPCと普通のPCの違いについて解説します。
主に違うのは以下の3つ。
普通のPCとの違い
- 性能
- 価格
- カスタマイズ可能
性能
まず大きな違いとしては性能です。
ゲームをプレイするにはテキストファイルを扱うような性能では足りません。
なのでゲーミングPCはゲームが快適にプレイできるような性能を持ってます。
性能はゲーミングPCを構成する各パーツによって決まるので、それらについては次の見出しで解説してます。
価格
普通のPCより性能がいい分、価格も高くなります。
ゲーミングPCの相場感としては15~30万円、もしくはそれ以上とピンキリです。
ゲーミングPCの利用用途は幅広いので、自分のやりたいことと予算を照らし合わせて選びましょう。
カスタマイズ可能
ゲーミングPCは主に「BTO(受注生産)」という形で販売されることがほとんどで、パーツをカスタマイズすることができます。
そのカスタマイズ次第で性能も価格も決まる。
理想のPCを手に入れるなら最適です。
ゲーミングPCの重要パーツ解説
GPU | グラフィックスや映像担当 |
CPU | ゲーミングPC全体の性能を決める頭脳担当 |
メモリ | パソコンの処理速度などに影響する |
ストレージ | 読み書き速度などに影響する |
この4つはゲーミングPCの性能(スペック)を評価する上でも重要なパーツです。
これらの重要パーツについて解説します。
グラフィックボード(GPU)
グラフィックボードは、ゲームなどのグラフィックス処理を効率的に行うために使用されます。簡単にいうと「映像担当」です。
独自のグラフィックスプロセッサを備えており、CPUとは別のチップです。このため、グラフィックボードはグラフィックス処理を独立して行うことができます。
グラフィックボードを販売しているメーカーは複数ありますが、おすすめは以下の2社。
NVIDIA社 | 常に最新で万能型のグラフィックボードを提供 |
AMD社 | NVIDIAには劣るが、一部のゲームでは優位な性能を発揮する |
特にこだわりがなければ、NVIDIA社(GeForce〜)のグラフィックボードを選ぼう。
CPU
CPUは中央(演算)処理装置と呼ばれ、実際に計算やデータ処理を行うパーツです。簡単に言うとゲーミングPCの「頭脳」です。
CPUの性能を評価する主なポイントは以下の3つ。
コア数 | CPUの物理的な核となる部分の性能値 |
TDP | CPU が発生する最大熱量を示す指標 |
クロック周波数 | CPU の処理速度を示す指標 |
難しい言葉が並びますが、基本的にはCPUの製品名を見て選んで大丈夫です。
また、CPUを販売してるメーカーは以下の2社。
Intel | Coreシリーズを展開 |
AMD | Ryzenシリーズを展開 |
この2社の違いは多少ありますが、気になるほどではありません。
必要スペックに応じた性能のCPUを選ぼう。
メモリ
メモリとはアプリケーションやゲームなどが動作するために必要なデータを、一時的に保存するために使用されるパーツ。
ゲーミングPCには多くのメモリが必要であることが多いため、16GB以上のメモリが推奨されます。
それ以外の容量に関しては以下を参考にしてみてください。
メモリ容量の違い
- 8GB・・・ゲームプレイは不可能
- 16GB・・・ゲーミングPCに最低限必要なスペック
- 32GB・・・配信や動画編集などクリエイティブにも利用
- 64GB以上・・・本職レベルで3DCGやゲーム制作をやりたい方向け
ストレージ
ストレージとはゲームやアプリケーションなどのデータを保存するために使用されるパーツです。
HDD | 比較的低コストで大容量だが、処理速度は遅い |
SSD | 比較的高コストで低容量だが、処理速度は速い |
基本的にゲーミングPCに搭載する分にはSSDが採用されてます。
ゲームの処理は基本重いので、処理速度が速いSSDがストレスフリーでおすすめ。
HDDは後から外付けで追加できるので、購入初期はSSDを選ぼう。
ゲーミングPC購入のポイント【選び方も解説】
最後に、ゲーミングPC購入における疑問や悩みについて簡単に解説します。
ここを読んでおけば大きなミスは防げるはずです。
ゲーミングPCの買い時
ゲーミングPCの買い時は特別ありませんが、強いていうなら「セール」のタイミングです。
各BTOメーカーは年末年始などの特別な時期や週替わり日替わりでセールを開催しています。
自分の要求してるスペックが決まりさえすれば、あとはセールのタイミングを待つだけ。
希望のメーカーがあればゲーミングPCの型番まで決めておけば、セール対象かどうかもすぐにわかります。
ゲーミングPC一式の費用
ゲーミングPCを存分に使用するには、ゲーミングPCだけじゃ不十分です。
ゲーミングPCに必須の周辺機器は下記の6つ。
ゲーミングPC | 15〜30万円 |
モニター | 2〜5万円 |
マウス | 0〜1.5万円 |
マウスパッド | 100〜5,000円 |
キーボード | 0〜3万円 |
合計額 | 170,100〜400,000円 |
これらを含めると最低でも17万円前後は必要。
キーボードやマウスはゲーミングPCに無料でついてくるモデルもあるので、それを選べば抑えられます。
その他、配信などをしたいとなるとマイクや配信環境が必要になります。
自分がゲーミングPCで叶えたいことと相談して予算は確保しよう。
ゲーミングPCの購入先
購入先一覧
- BTOショップ
- 自作ゲーミングPC
- 家電量販店
主に上記3つが挙げられますが、家電量販店はまずありえないです。
家電量販店側の利益が値段に上乗せされるので、どうしても割高になります。
基本的にはBTOショップが無難で、自作に挑戦したい方は自作してみましょう。
ゲーミングPCの選び方
ポイント
- やりたいこと(ゲーム)から選ぶ
- 予算に合わせて選ぶ
- スペックやパーツから選ぶ(中・上級者向け)
基本的には上が優先順位高めです。
予算から決めてしまうと、性能の限度が決まってしまいます。
やりたいことや叶えたいことを第一優先に考えよう。
また、「スペックやパーツから選ぶ」に関してはある程度知識が必要なので優先度低めです。
必ず知識をつけて選びましょう。
【用途別】おすすめゲーミングPC
次に用途別のおすすめゲーミングPCを紹介します。
初心者ゲーマー向けモデル
NEXTGEARのコスパ重視モデル。できるだけ安くPCを買うならこれ一択
価格:164,800円(税込)
コストを抑えたい。そこそこ遊べればいいフルHD144fps控えめに光るゲーム
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラボ | RTX4060 |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB |
電源 | 750W ブロンズ |
現状各BTOメーカーで販売されてる格安モデルには「RTX4060」がよく搭載されてる。
グラボの中でもコスパ枠なので、安くゲーミングPCを手に入れるにはうってつけのモデルです。
ApexやVALORANTなどの人気タイトルも快適にプレイ可能です。
配信者・動画投稿者向けモデル
ツクモのハイスペックモデル。なんでも叶えてくれる人気モデル
価格:329,800円(税込)
どんなゲームも超快適に遊びたいWQHD4K240fps光らないゲーム本業レベルで配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)VRゲーム
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラボ | RTX4070Ti SUPER |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
電源 | 850W ゴールド |
このスペックになるとある程度重いゲームも配信しながら快適にプレイ可能。
さらに録画しながらでもプレイできるので、動画投稿活動もできます。
インフルエンサーを目指す方向きのスペックです。
ガチゲーマー&クリエイター向けモデル
STORMの最強モデル。デザインも性能も最高峰
価格:579,800円(税込)
どんなゲームも超快適に遊びたいWQHD4K240fps光るゲーム本業レベルで配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)VRゲーム
CPU | Ryzen 9 7900X3D |
グラボ | RTX4090 |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
電源 | 1200W ゴールド |
現状最強のグラボを搭載した最強ゲーミングPC。
ゲームは最高画質・最高設定でプレイしても問題ないレベル。
また、クリエイター(3DCGやゲーム制作など)としてもガッツリ運用できるスペックです。
ゲーム以外での利用も考えていきたい方にはおすすめ。
ゲーミングPCのおすすめメーカー
次にゲーミングPCのおすすめメーカーを紹介します。
NEXTGEAR
2024年で最も売れたゲーミングPCを販売している「NEXTGEAR」。
デザインもスタイリッシュでパフォーマンスに関してもいい評価が多く集まってます。
個人的に今から新しくゲーミングPCを買うならNEXTGEARが最もおすすめです。
NEXTGEARのおすすめゲーミングPC
NEXTGEARのミドルエンドモデル。最推しの7800X3D搭載でCPU性能も高い
価格:279,800円(税込)
快適にゲームと軽く配信・制作活動もやりたいフルHDWQHD240fps控えめに光るゲーム趣味程度に配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラボ | RTX4070 SUPER |
メモリ | 16GB |
SSD | 1TB |
電源 | 750W ブロンズ |
フロンティア
BTOメーカーとしても有名で人気の高いメーカー。
コスパも良く展開されてるゲーミングPCのスペック幅も広いので、欲しいモデルを見つけやすいです。
PCケースデザインはオリジナルの見た目で、ゲーム部屋にもリビングにも合います。
また、セール頻度も高く人気モデルから最新モデルまで幅広く対象になってます。
フロンティアのおすすめゲーミングPC
Ryzenのゲーム性能特化のCPU採用。高い基準で安定したパフォーマンスを出せます
価格:309,800円(税込)
快適にゲームと軽く配信・制作活動もやりたいフルHDWQHD240fps光るゲーム趣味程度に配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラボ | RTX4070 SUPER |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
電源 | 750W ゴールド |
TSUKUMO
マイナーなメーカーな割にはコスパも良く、隠れ優秀メーカーです。
フロンティアと同じく展開モデルの幅は広く、万人ウケするゲーミングPCばかり。
一度見てみるとそのコスパの良さに驚きます。
TSUKUMOのおすすめゲーミングPC
IntelCPU搭載モデル。バランスの取れた性能を持った構成
価格:298,950円(税込)
快適にゲームと軽く配信・制作活動もやりたいフルHDWQHD240fps光らないゲーム趣味程度に配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)
CPU | Core i7-14700F |
グラボ | RTX4070 SUPER |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
電源 | 850W ゴールド |
STORM
STORMは個人的に最もおすすめで、デザインがよくでかつコスパもいいメーカーはSTORMだけ。
白デスク環境に合う白ゲーミングPCもあるので、ゲーム部屋にこだわりたい方におすすめ。
見た目がいいゲーミングPCはゲームのモチベも上げてくれます。
STORMのおすすめゲーミングPC
STORMの新デザインケース。最新のRyzenCPUを採用してます
価格:329,800円(税込)
快適にゲームと軽く配信・制作活動もやりたいフルHDWQHD240fps光るゲーム趣味程度に配信・制作活動(動画編集・AI画像生成など)
CPU | Ryzen7 9700X |
グラボ | RTX4070 SUPER |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB |
電源 | 850W ゴールド |
ゲーミングPCに関するよくある質問
最後にゲーミングPCに関するよくある質問に回答していきます。
ゲーミングPCも普段使いできる?
可能です。
Wordやエクセルなどのoffice系はもちろん、ネットサーフィンや動画視聴も快適にできます。
BTOパソコンって何?
BTOとは「Build To Order(受注生産)」の略です。
ネットやリアル店舗で希望のスペック・パーツを提示して、その通りに生産して自宅に送ってくれる販売形式のこと。
ゲーミングPCの99%はBTOパソコンです。
ゲーミングPCの相場は?
結論、ピンキリです。
10万円前後のものもあれば100万円を超える高級ゲーミングPCもあります。
最も購入される価格帯としては15~25万円くらいで、その次に25~40万円くらいです。
中古ゲーミングPCはおすすめ?
個人的にはおすすめしません。
特に家電量販店やメルカリで売られてるものは、どれくらい劣化してるかが不明瞭なので怪しいです。
どうしても中古がいいという方はBTOメーカーで売られてる中古品を購入しましょう。
ゲーミングPCの寿命は?
しっかりメンテナンスをすれば、大体4~5年と言われてます。
ただ性能的に時代遅れになる場合もあるので、購入したゲーミングPC次第です。
最新のゲームもガッツリ遊びたい方や長く使いたい方は、最初から性能のいいゲーミングPCを選びましょう。
デスクトップとノートはどちらがおすすめ?
デスクトップ一択です。
ノートを買うメリットは「持ち運びができること」だけなので、持ち運びする予定がない方はデスクトップでOK。
安定した性能も出せるので、快適にゲームを楽しむならデスクトップがおすすめ。
ゲーミングPCとは?まとめ
今回はゲーミングPCについて徹底深掘りしていきました。
ゲーミングPCは意外と奥が深く、知れば知るほど自分好みのPCを手に入れられるようになります。
ぜひ、本サイトであなたにあった1台を見つけてみてください。